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オブジェクト指向言語(Java)

1.Java言語の学習

Javaは現在、様々な環境で活躍しているプログラミング言語です。Javaを理解するには、 まずは、Javaのコードを入力しコンパイラとVMを使って実行する方法を学ぶことが必要です。 コードを記述しプログラムを作成するためにはJavaの文法規則を知らなければなりません。 さらに、ライブラリの使い方を学べばグラフィカルなウィンドウアプリケーションやWebサーバで動作するプログラムを開発することも可能です。

プログラムが複雑になると効率よく設計・実装するための手段が必要になってきます。 また、保守しやすい環境を構築することが望まれています。 Javaではオブジェクト指向によるプログラムの部品化を行うことで、こうした要望に答えるシステムを開発することが可能です。

2.Java言語の活用例

Javaは非常に汎用性が高く、さまざまな分野で使われています。以下に代表的な利用分野を紹介します。


【1. Webアプリケーション開発】
企業の業務システム(エンタープライズ向け)で多用されます。

例:銀行システム、在庫管理、顧客管理(CRM)など。
Java EE / Jakarta EE / Spring Frameworkなどの技術が使われます。

【2. Androidアプリ開発】
AndroidアプリはもともとJavaで開発されてきました。
最近はKotlinが主流になってきましたが、Javaは今でもサポートされており、現役です。
【3. 組み込みシステム】
家電や業務用機器の内部処理にもJavaが使われることがあります。

例:プリンター、ルーターなど。

【4. 金融業界】
安定性・セキュリティの高さから、銀行や証券会社のシステムに広く利用されています。

例:決済処理、取引記録の管理など。
【5. クラウド & サーバーサイド開発】
AWS, GCP, Azure などでもJavaは主要な開発言語のひとつです。
マイクロサービス構成で Spring Boot がよく使われています。
【6. デスクトップアプリケーション】
JavaFXやSwingを使ってGUIアプリを作ることもできます。

例:開発ツール、教育ソフト、簡易エディターなど。
【7. ビッグデータ / 分析基盤】
HadoopやApache Sparkなど、ビッグデータ処理フレームワークの多くがJavaで書かれています。
【8. 教育分野】
プログラミング教育や情報系の大学でもよく使われる言語です。

理由:オブジェクト指向を学びやすく、構文も比較的標準的だから。


【デスクトップアプリケーション例】



(スロットマシンアプリ300×300)


(スロットマシンアプリ400×400)


(おみくじアプリ)