10シェルの基本機能(コマンドラインの補完)

シェル(Shell)とは

・コマンドライン・インタプリタと呼ばれる、入力されたコマンドを順次実行するソフトウエア。

・ユーザが指定したコマンドをカーネルに実行してもらい、結果をユーザに返す機能を実装している。

・ユーザとLinuxカーネルを橋渡しするソフトウエア。

・コマンドラインシェルもあればグラフィカルシェルもある。

・CentOSではコマンドラインシェルとしてbash(Bourne Again SHell)が使われる。
(bashは現状Linuxの標準シェルとなっている)

・シェルはログイン認証が通れば起動される。

・起動するシェルの確認は cat /etc/passwd のエントリの行末


コマンドプロンプトとカーソル

[ictu1600@centos7t ~]$■
↑          ↑
プロンプト      カーソル
[ユーザ名@ホスト名:カレントディレクトリ]$:一般ユーザ
                     #:管理者(root)

※Ctrl+s ターミナルはロックできる 解除はCtrl+q


コマンドの書式

$ コマンド名 [-オプション] [引数(ファイル名等)]



コマンドラインテキストの補完機能

Tabキー×2回     残りの文字列を補完


$ re       TabキーTabキー

$ wh       TabキーTabキー




コマンドの履歴機能

↑キー     コマンド履歴を一つずつ前に戻って表示

↓キー     コマンド履歴を一つずつ新しい履歴に進んで表示


$ history  コマンド履歴に格納されているコマンド一覧の確認

$ !ヒストリ番号  指定したヒストリ番号のコマンドを実行




!!     直前のコマンドを再実行




コマンド履歴の検索

Ctrl+R     インククリメンタルサーチモード(historyと一緒に使うとわかりやすいかも)



さらにCtrl+Rで履歴のヒットをさかのぼる