基本形 ファイルの内容を表示する
cat [オプション] [テキストファイルのパス]
-n nオプション付きで行番号を表示する
catコマンドはリダイレクションと組み合わせて使用されることが多い
引数でファイルを指定しないと入力はキーボードから行われる
cat > 新規のファイルパス
上記で新規のテキストファイルを作ることができる
(入力終了はCtrl+D)
cat コピー元ファイルのパス > コピー先ファイルのパス
上記でファイルをコピーすることができる
基本形
less [オプション] テキストファイルのパス
ページャーコマンド(テキストファイルを1画面ずつ表示する:画面制御:ページング)
次 Page スペースキー
前 Page Bキー
終了 Qキー
moreコマンドの場合
全体に対する表示割合を示す
lessコマンドの場合
↑ 前の行に進む
↓ 次の行に進む
文字列の検索も可能である
検索するにはまず「/」をタイプし見つけたい文字列を入力する
後方検索 Nキー
前方検索 Shift+Nキー
表示中に以下のキー入力でオプション効果が表れる
- N 行番号付きで表示
- M 全体に対する現在の表示位置を表示(Long prompt)
基本形
ファイルのタイムスタンプを変更する。
touch [オプション] テキストファイルのパス
オプションなしで現在日時に変更される
指定したファイル名のファイルが存在しないとき空のファイルが作成される
-d tオプション付きでファイルの更新時刻を指定できる
時間の形式:"2015/04/01 14:25:36"
空のファイル(testfile)を 2015/1/1 12:34:56 のタイムスタンプで作成する
基本形
ファイルの先頭を取得する
head [オプション] テキストファイルのパス
オプションなしで先頭から10行出力される
-n 先頭から指定したn行を標準出力します
基本形
ファイルの最後を取得する
tail [オプション] テキストファイルのパス
オプションなしで末尾から10行出力される
-n 末尾から指定したn行を標準出力します
-f 変更をリアルタイムで確認できる(ログファイルのモニタに使用できる)
【実習1】sshdの接続ログを監視する方法
1.TeraTermよりrootで接続
2.モニタコマンド実行
3.さらにTeraTermを立ち上げてguetで接続
4.2.のモニタ画面はリアルタイムに更新される
lessコマンドもモニタコマンドとして使えます
lessでは、viのように閲覧中にコマンド(キーバインドとも言うようです)を使用する事ができます。
このコマンドが有効になっている間は、「Waiting for data...」と表示がされます。
/var/log/secureファイル閲覧中に Shift + f を押下してみてください。
早い話が tail -f
と同様の効果が得られます。
ファイルへの出力がされる度にファイル内容を更新してくれます。lessに戻る時は Ctrl + c です。