24ファイルのセキュリティ(デフォルトアクセス権)

24ファイルとディレクトリの作成時のデフォルトアクセス権


Centos6.4で一般ユーザの場合

ファイルを新規に作成した時のデフォルトのアクセス権:664

ディレクトリを新規に作成したときのデフォルトのアクセス権:775


Centos6.4でrootの場合

ファイルを新規に作成した時のデフォルトのアクセス権:644

ディレクトリを新規に作成したときのデフォルトのアクセス権:755


となるが unmask コマンドを使うことにより指定したパーミッションで作成できる






基本形 新たに作成されるファイルやディレクトリのデフォルトのパーミッションを制御する

umask [マスク値] 


全体の初期設定値は /etc/bashrc  に記述されている





●umaskコマンドに続けてマスク値を設定しなかった場合、現在のマスク値を表示する

Centos6.4の場合一般ユーザのデフォルトのマスク値は002

Centos6.4の場合rootのデフォルトのマスク値は022



一般ユーザとrootでコマンド実行


※左端の0値は特殊パーミッションであるため考慮しなくてよい



一般ユーザでファイル・ディレクトリを作成してみる


※左端の0値は特殊パーミッションであるため考慮しなくてよい


作成時のデフォルトパーミッションは

ファイルは    666-マスク値

ディレクトリは  777-マスク値     となっている。


ということは、新たなデフォルトパーミッションを設定したいときにはマスク値を決めてあげればよい。




●新たなマスク値の設定方法

ファイルの場合

  666-設定したいアクセス権=マスク値

ディレクトリの場合

  777-設定したいアクセス権=マスク値


※ファイルの場合初期設定で実行権を付けることはできない

※マスク値は同じ値がファイルにもディレクトリにも影響を及ぼす

※マスク値777の時のファイルのデフォルトパーミッションは000(6-7=-1マイナスはゼロとする)





【実習1】p240

ファイルのデフォルト作成パーミッションを

「自分とグループに読み書き権を与え他者はなにもさせない」にしたい場合どのように設定するか?





【実習2】p240

ファイルやディレクトリに対してデフォルト作成パーミッションを

「自分以外のアクセス権を認めない」にしたい場合どのように設定するか?






【実習3】p240

ファイルのデフォルト作成パーミッションを

「自分だけに読み書き権を与えてグループや他者は読み込み権だけ」にしたい場合どのように設定するか?