41システム管理(ユーザ登録の流れ)

ユーザとグループ


基本形  Linuxではユーザは必ず一つ以上のグループに所属する

         ユーザとグループを確認する

id [オプション] [ユーザ名] 



Linuxではユーザは必ず一つ以上のグループに所属する

ログイン時に最初に割り当てられるグループをプライマリグループという

ユーザ作成時にプライマリグループを指定しないとユーザ名と同じ名称のグループが新規作成される









ユーザ登録の手順






ユーザ登録には useradd コマンドを用いる

パスワードなしの状態ではログインできない

パスワードの設定には passwd コマンドを用いる

以上は root で実行する



一般ユーザからrootユーザへ切り替える


基本形  ユーザアカウントを切り替える

         ユーザを指定しない場合は管理者権限に切り替えることができる

     実は別のユーザになるのではなく新しいユーザでシェルを起動しているだけ

su  [-] [ログインするユーザ名] 

     su コマンドと、userとの間の「-」ですが、有る場合と無い場合で動作が異なります

        「-」をつけた場合は、現在のシェルの環境変数をすべて解除し、その上で指定したユーザーとしてシェルを起動します。
         そして、カレントディレクトリをそのユーザーホームディレクトリとします

         指定したユーザーで新規にログインする様なイメージです

        「-」をつけない場合は、現在の環境変数が引き継がれます(USER, HOME, LOGNAME以外)

     カレントディレクトリも変更されません

     スイッチされたユーザから元のユーザに戻るには exit コマンドを用います。 
      



hogeユーザを登録してみる




一般のユーザは自分のパスワードのみ設定可能

hogeユーザでログインしてから以下を実行



ここで後程の確認のためにディレクトリかファイルを一つ作っておいてください

$ mkdir aaa

or

$ touch bbb






ユーザの削除は userdel コマンドを用いる

-r オプションを指定するとユーザ名に対応するホームディレクトリも削除される
(オプションなしで実行するとユーザ不在でホームディレクトリだけ残ってしまうのでセキュリティ上好ましくない)


ユーザの削除は root で実行します

以下を行う前にhogeユーザのuidを調べておいてください

# id hoge



続けて別のユーザを登録し /home/hoge のディレクトリ状況を確認する




これは大変よろしくない!!


ユーザ登録状況を確認する(通常一般ユーザは500番以降を見ればよいので...)





ユーザ nishigi でログインしディレクトリの権限を確認する