ユーザとグループ
基本形 Linuxではユーザは必ず一つ以上のグループに所属する
ユーザとグループを確認する
id [オプション] [ユーザ名]
Linuxではユーザは必ず一つ以上のグループに所属する
ログイン時に最初に割り当てられるグループをプライマリグループという
ユーザ作成時にプライマリグループを指定しないとユーザ名と同じ名称のグループが新規作成される
ユーザ登録の手順
ユーザ登録には useradd コマンドを用いる
パスワードなしの状態ではログインできない
パスワードの設定には passwd コマンドを用いる
以上は root で実行する
一般ユーザからrootユーザへ切り替える
基本形 ユーザアカウントを切り替える
ユーザを指定しない場合は管理者権限に切り替えることができる
実は別のユーザになるのではなく新しいユーザでシェルを起動しているだけ
su [-] [ログインするユーザ名]
su コマンドと、userとの間の「-」ですが、有る場合と無い場合で動作が異なります
「-」をつけた場合は、現在のシェルの環境変数をすべて解除し、その上で指定したユーザーとしてシェルを起動します。
そして、カレントディレクトリをそのユーザーホームディレクトリとします
指定したユーザーで新規にログインする様なイメージです
「-」をつけない場合は、現在の環境変数が引き継がれます(USER, HOME, LOGNAME以外)
カレントディレクトリも変更されません
スイッチされたユーザから元のユーザに戻るには exit コマンドを用います。
hogeユーザを登録してみる
一般のユーザは自分のパスワードのみ設定可能
hogeユーザでログインしてから以下を実行
ここで後程の確認のためにディレクトリかファイルを一つ作っておいてください
$ mkdir aaa
or
$ touch bbb
ユーザの削除は userdel コマンドを用いる
-r オプションを指定するとユーザ名に対応するホームディレクトリも削除される
(オプションなしで実行するとユーザ不在でホームディレクトリだけ残ってしまうのでセキュリティ上好ましくない)
ユーザの削除は root で実行します
以下を行う前にhogeユーザのuidを調べておいてください
# id hoge
続けて別のユーザを登録し /home/hoge のディレクトリ状況を確認する
これは大変よろしくない!!
ユーザ登録状況を確認する(通常一般ユーザは500番以降を見ればよいので...)
ユーザ nishigi でログインしディレクトリの権限を確認する